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クロスクローゼットではブランド誕生時より、絶えず新しい素材開発を続けてきました。糸や生地の生産にはいくつもの工程がある為、素材開発には数年を要することも少なくありません。今回ご紹介する植物由来の繊維「カポック」も3年前から開発をスタートし、今日に至ります。その開発の一環として、このたび着用モニターを募集させていただきます。
南米やアフリカ、東南アジアなど広く原生する樹木で10mから高いものは70mの高さまで成長すると言われています。木の実から綿毛を採るため森林を伐採せず、農薬や化学肥料も使用しないことから環境負荷が小さい素材として知られていますが、繊維としての取り扱いが難しく衣類ではあまり積極的に取り入れられてきませんでした。
カポックの樹木1本あたり300~400個の実がなるといわれています。実を割ると写真のように中からワタがでてきます、ワタの中には種が混ざっています。その他の不純物と合わせて取り除き、ワタのみの状態にしたものを乾燥させ使用します。
写真はカポックの繊維を顕微鏡で拡大したものです。一本一本がストロー状になっていることが確認できます。この中空の繊維構造がカポック最大の特長です。<特長>①保温性(ダウンと同等の保温性があります)②軽量(綿と比較して8分の1の重さ)③抗菌防臭性④防虫効果
カポックの特長を最大限に生かすため、クロスクローゼットではワタの状態で衣類に注入する方法をとっています。カポックの繊維構造を壊さずに使用するため、他の繊維と混ぜるのではなく直接注入にこだわって開発を進めました。その為ワタの下処理から充填機までの開発も同時に進めています。
外は寒く、室内では暑いなど都会の環境に合わせて脱ぎ着で体温調整がしやすいベストタイプを採用。衿と裾をリブにすることでフィット感を高め、デザインとしてのアクセントも付与しています。また脇ポケットにもファスナーを配置して物を落としにくいようにしています。
ジップを閉めたり開けたり、中心のみを閉めたりすることができるのでその日のスタイリングによって見え方を変えることができます。お届けする商品(モニタリング商品)はファスナー引手の種類が変更となっておりますのでご了承ください。
左前身頃の内側に小物が収納できるポケットを配置しています。
衿の高さを少し低く設計し、ハリがありながらも柔らかさもあるリブを採用することでフードとのコーディネートでも邪魔にならないようにしています。