FABRIC

ブロード

元々は羊毛100%で作られた密度の高い毛織り物のことを指しますが、現在では太い単糸で織られたものをポプリンと呼び、50番手以上の細い単糸や100番手以上の繊細な双糸などで緻密に織られたものを「ブロード」と呼びます。
経糸の方が緯糸より多く、細い糸を使用する分織り糸の本数が多いので、強度が高く表面もなめらかで光沢があるのが特徴。ドレスシャツの代表的な生地として広く愛用されており、+CLOTHETでも120番単糸を2本撚り合せた双糸で高密度に織り上げた「ブロード」を採用しています。
定番生地なので、一着目のドレスシャツにもオススメです。

ロイヤルオックス

オックスフォード生地の中で、もっとも細い糸を使用して折り上げる生地です。ピンオックスよりも、さらに細番手(100番手以上)の糸を使って織るため、他のオックスフォード生地よりも薄手で柔らかな表情に仕上がります。
生地の表面には光沢感があるため、上品な印象であるのも魅力です。ドレッシーな生地ながら、本質はオックスフォードに近いため、ブロードよりも通気性に優れており、オンオフを問わずに着用できるのもポイント。オックスフォードではカジュアル過ぎるが、ブロードでは少しドレッシー過ぎるという方にとって最適なバランスを備えた組織です。

ヘリンボーン

織り柄がにしん(Herring)の骨(Bone)に似ていることから付けられた名称で、日本では杉の葉の形に似ていることから杉綾織りと呼ばれています。単色の糸で仕上げた場合、光の加減により、山と谷が連続する魚の骨の様な織り柄がストライプ状に浮き上がります。この不思議な柄は英国のトラディショナルなパターンの一種で、ツイードのスーツやジャケット、コートなどにもよく使用されております。柄が適度に主張をしてくれるので、ノーネクタイでの着用もオススメです。また、生地の表情に柔らかさや光沢感があり、結婚式やパーティーなどのエレガントなシーンにも最適です。

ピンオックス

通常のオックスフォードが20〜40番手の太い糸を縦横に組み合わせているのに対し、ピンオックスは80〜100番手の細い糸を使用して織り上げています。
その分、生地の織り組織が詰まって見えるので、きめ細かく上品な風合いに仕上がるのが特徴です。ツルっとした生地感のブロードに比べて、ピンオックスには表情があります。また、オックスフォードと同様に通気性に優れ、着心地が快適なのも魅力です。ブロードでは少し物足りないが、他の織り組織には抵抗があるという方に最適な生地です。+CLOTHETでは、セミワイドとボタンダウンの両方をご用意しています。

オックスフォード

スコットランドで生まれ、現在ではボタンダウンシャツの定番素材として愛用されているのがオックスフォードです。通常の平織り物は、一本の経糸に対し一本の緯糸を交差させて織りますが、この組織では数本の経糸を引き揃えることで、まるで一本の太い糸のように織っています。そのため、生地の表情がふっくらとしているのが特徴。
また、織り目に隙間があるため風通しが良く、汗や熱がこもりにくく快適に着ることができるのも魅力です。ブロードなどに比べカジュアルな印象ですが、タイドアップでもノータイでも着こなすことができるオールマイティな組織です。

サテン

繻子織(しゅすおり)と呼ばれる手法で織り上げた生地。経糸と緯糸が交互に交差する平織りに対して、経糸と緯糸の交わる部分をできる限り少なくし、表面にどちらかの糸を浮かせて並ばせることで、非常になめらかな肌触りを実現しています。
シルクなどのエレガントな素材が使われることも多く、上品で光沢感のある表情が特徴なのでフォーマルシーンにも最適です。
結婚式などのパーティーやドレスコードがある場へ行かれる方や、カッチリとしたスーツスタイルを好む方は、この生地のシャツを一枚持っていると心強いです。

ドビー

特殊な織柄を表現できる「ドビー装置」を装着した織機で織られた生地の総称です。経糸をいくつかのグループに分けて操作することで柄を作るため、ストライプやドット、花柄、幾何学柄などの小ぶりな柄を得意とします。
単色の糸で編柄を表現すれば、遠目には無地のように見え、近くで見た時や光の当たり方によって柄が浮かび上がる演出を楽しむことができます。また、生地の表面に立体感があるため、着用した時にサラッとしていて肌心地が良いというのも魅力です。ベーシックな生地のシャツをすでにお持ちで、一味違う変化を求めている方にぴったりの生地です。

ツイル

ツイル(綾織り)とは、平織り、繻子織りと並び、織物の基本となる三原組織の一つ。経糸、緯糸がそれぞれ3本以上で構成され、糸の交差が斜め線の畝として見えるのが特徴です。
この畝=綾目のある、チノやデニム、ギャバジンなどの組織もすべてツイルの一種です。平織りと比べて、糸の密度を高く折り上げることができるので、耐久性の必要なパンツやカバンなどにもよく使用されています。+CLOTHETで採用している「バルドマン社」の生地では、通常はシャツ生地などに使われる細番手の糸を高密度に織ることで、綿100%でありながら上品な表情に仕上げています。

ジャージー(鹿の子ニット)

鹿の子と言えば、ポロシャツの定番生地。編み地が鹿の子供の背中に見られる白いまだら模様に似ていることから名付けられた組織です。生地の表面に、ハニカム構造のような凹凸があり、肌への接地面が少ないのが特徴です。
また、凹部の透かし目により通気性に優れているため、着心地も快適です。天竺(Tシャツによく使われる組織)に編み方の変化を加えて凹凸を作っている分、天竺と比べてやや高級感があるのも魅力です。
横方向へ伸びにくく、型崩れしにくいというメリットもあるため、品の良いスポーツシャツなどの生地として愛用されています。

スムース

生地の表面がなめらかなことから、スムースと呼ばれている編み組織です。ニット生地ながらハリ感があり、型崩れしにくいのが特徴。また、表面だけでなく裏面もなめらかなため、肌触りもよく直接肌に触れるアイテムに最適です。同じカットソーという組織でも、天竺にくらべて光沢感があるため上品な印象に見えます。カジュアルなアイテムに使用されることの多いスムース生地ですが、+CLOTHETでは「ALBINI社」の上質な原料を使っているので、カジュアルなコーディネートだけでなく、ドレッシーな着こなしとも相性が良いのが魅力です。オフィスカジュアルにも最適な素材です。

天竺

横編みの最も基本的な編み組織で、正式名称は平編み。かつて日本ではインドのことを「天竺」と呼び、そこで作られていた木綿を「天竺木綿」、輸入された生地を「天竺」と呼んでいたのが名称の由来と言われています。
横方向の編み糸によって、網目を連ねて編み地を作るため、生地に表裏ができるのが特徴です。横方向への伸縮性が高いため身体によくフィットし、よく汗を吸って放散するため、Tシャツなどの肌着に使われています。+CLOTHETでは、通常よりも細い糸を撚り合わせて生地にしている分、肉厚で型崩れがしにくく、なおかつ上品な表情に仕上げています。