Kapok Vest

カポックベストが遂に完成

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Kapok Vest

植物由来の繊維「カポック」との出会いから約2年、取り扱いの難しいカポックをワタの状態で100%使用するという課題からスタートし、機械の開発、サンプルの作成、モニタリングの実施とブランドとして新しい試みの連続でした。モニタリングで得たお客様からの意見を参考に仕様や洗濯などケア方法の確立とさらなるブラッシュアップをおこない、ついにカポックベストが完成しました。

カポック

繊維の多様性

東南アジアを中心に熱帯・温帯地域で生育しているカポック。自然条件下の雨水・土壌水で生育し、栽培に農薬や化学肥料を必要としません。
また繊維の約80%が中空であるため軽量で保温性が高いという特徴が有ります。かつては日本でも布団、座布団などに使用されていましたが、合繊繊維の登場で縮小していきました。エシカルな原料でかつ保温性などの機能を有するこのカポックに再びスポットライトを当て、繊維の多様性に取り組んでいくべく開発を始めました。

表地

ソロテックス®タフタ

帝人フロンティア(株)のソロテックス®の50デニールを北陸産地で超高密度に織り上げました。50デニールは従来女性のストッキングに使用されるような非常に細い糸ですが、超高密度に織り上げることで、しっかりとした手持ち感ながら、滑らかな風合い、高級感、光沢感を備えながらもソフトな表情が魅力です。自然光のスペクトルに近い発色性により、高級感のあるカラー表現を可能にしています。

デザイン

秋口から春先までロングシーズン重宝するベストはニットやスウェットシャツだけでなく様々なアイテムと合わせやすいデザインとなっています。また衿を高くしすぎないことでフード付きアイテムのフードが型崩れしにくいように調整しています。リュックやトートで肩に加重されることを想定し耐久性を高めるため、肩まわりのみカポックの中綿シートを使用しています。

スタイル

防寒や温度調節のレイヤードアイテムとして重宝するカポックベスト。
スポーティーなアイテムと組み合わせることで軽やかな印象のアスレジャースタイルを演出します。クリースの効いたパンツと合わせることでスポーティーさの中に綺麗めな印象を付与することができます。

アウター:Kapok Vest
トップス:Urake Hoodie
ボトムス:2Way Strech Cargo Trousers

スタイル

アウターとしてだけでなくインナーにも使えて、3シーズン(秋~春)で活躍できるカポックベスト。色味をまとめたニットとトラウザーを合わせることでカジュアルなベストも大人な雰囲気にすることができます。

アウター:Kapok Vest
トップス:TECHTWEED® Crew Neck Knit
ボトムス:2Way Strech Cargo Trousers

スタイル

バルカラーコートのインナーにカポックベストをレイヤードしたコーディネート。冬場はコートなどアウター類ののインナーとして、春や秋にはアウターとして活躍します。ドレッシーな着こなしのハズしにもなるので、こなれ感が引き立つコーディネートに仕上げることができます。

コート:Silk Wool Bal Collar Coat
アウター:Kapok Vest
トップス:New Crew Neck Knit
ボトムス:Twill Easy Trousers

脇ポケットファスナー

脇ポケットにファスナーを配置することで物を落としにくいようにしています。

耐久性を考慮した肩まわり

リュックやトートで肩に加重されることを想定し、耐久性を高めるため肩まわりのみカポックの中綿シートを使用しています。

ダブルジップ仕様

ジップを閉めたり開けたり、写真のように中心のみを閉めたりすることができるので、その日のスタイリングによって見え方を変えることができます。