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時代性を大切にしながらも、生地本来の素晴らしさを味わえる普遍的な美しさを追求する+CLOTHETの服は、色やかたちがベーシックな分、手持ちのワードローブにすんなり溶け込むのが特徴です。そこで今回は、ブランドの顔ともいえるスビンプラチナム原料による新素材「TERRY FLEECE(テリーフリース)」を使った4アイテムで、その実力を検証してみました。
Q:シングルライダースをすっきりとした印象で着こなしたい
Q:セットアップスーツをお洒落着としてカジュアルに着るには?
Vゾーンにシャツを合わせてしまうとどうしても堅苦しさが残ってしまうため、襟なしのクルーネックにしてみてはいかがでしょう。TERRY FLEECEのスウェットシャツなら若々しさを演出するとともに、上質な素材感を兼ね備えているため、スーツの品を損なうことがありません。また、スーツをお洒落着として着る場合は、どんなスーツを選ぶのかも大事。いまの時期ならツイードやフランネルなど、生地自体に若干カジュアルな表情があるものがおすすめです。ここではクラシックなヘリンボーン柄のスーツに合わせて、チェックのマフラーとスエードのブラウンシューズで英国流のカントリースタイルを意識しました。
Q:上品なバルカラーコートをカジュアルダウンしたい
ゆったりとしたウールコートにモックタートルのセーターを合わせたエレガントなトップスに対して、ボトムスは本格派のカーゴパンツ、そして足元には山岳靴が由来のチロリアンシューズというヘビーデューティな組み合わせ。そんな両者のギャップを埋めるのがTERRY FLEECEのフーディです。こうしたドレスとカジュアル、スポーツといったさまざまな要素を融合させた服づくりは+CLOTHETが最も得意とするところ。このフーディを加えるだけで、全体にまとまりが出てぐっとこなれた印象になります。さらに、チェックマフラーやトートバッグといった小物をプラスすれば、スマートな雰囲気に仕上がります。
Q:ジャケット+ジーンズのコーディネイトに変化をつけるには?
スーツといくつかのアウター、カジュアルパンツが数本あれば、テイストの境界線を超えて縦横無尽な着まわしができるのが+CLOTHETの魅力。例えば、前出のヘリンボーンスーツのジャケットにオフホワイトのタートルネックセーター、リジッドデニムの組み合わせはそれだけでも成立しますが、ここにあえてブラウンのフーディを差し込むことで時代性が加わり、アクティブなイメージがアップします。特に、ノーブルなブルーと艶やかなブラウンとのコンビネーションは、イタリアで「アズーロ・エ・マローネ」と呼ばれる間違いのないカラーリング。伝統とモダンが共存する洒脱なコーディネイトができあがります。
Q:ライダースジャケットを大人っぽく着こなすコツを知りたい
大人にふさわしいシックな表情を引き出すには、ライダースが本来もっているハードなイメージを少し和らげるのがコツ。シンプルなスウェットシャツがモダンな印象を加速させたのに対して、TERRY FLEECEのカーディガンを合わせるとトラッド調の趣が加わり、ぐっと落ち着いた雰囲気に仕上がります。カーディガンの下には同系色の柔らかなニットポロを選んで、品よくアンサンブル風に。ボトムスにはスエードライダースの素材感に揃えて、起毛したモールスキンのパンツを合わせました。足元にはスリッポンやデザートブーツなども似合いますが、スポーティなホワイトのレザースニーカーを選ぶと軽快さが出ます。
Q:首元のアクセントになるアイテムがほしいのですが……
視覚的に大きな面積を占めるコートを主役にしたスタイルでは、どうしてもコーディネイトのポイントが限られてきます。そんな冬の着こなしにおいて重要なのが、顔に近く視線が集まる首元の演出法。そこで今回は、ジップの開閉によって異なる表情が楽しめるTERRY FLEECEのハーフジップをアクセントに使ってみました。これをボタンダウンシャツの上から重ね、さらにその上にデニムジャケットをレイヤード。こんなふうにさまざまな表情の襟が重なることで首元に立体感が生まれ、コーディネイトにも奥行きが出ます。ボトムスにはベージュのチノーズを合わせ、足元にはオリーブグリーンのコート系スニーカーを。ダークな色調の服が多く重苦しい印象になりがちなこの時期は、グローブを差し色に使ってみるのもおすすめです。
今回はスウェットシャツ、フーディ、カーディガン、ハーフジップを使って6つのコーディネイトを紹介しましたが、この4アイテムならすべてのコーディネイトに対応可能。スウェットシャツならモダンに、フーディーはアクティブに、カーディガンはトラッド、ハーフジップはスポーティといった具合に、なりたいイメージに応じて使い分けるといいでしょう。
Photos: Toshikazu Nakamura @ BOILStyling: Shota Iigaki
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