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ファッションクリエイターの高田 朋佳氏をお迎えしてのコラボレーションプロジェクト。
今回は高田氏のアイデアの詰まった1stサンプルを交えての打ち合わせ風景を紹介していきます。氏の拘りとクロスクローゼットの共演。是非お楽しみください。
高田 朋佳 Tomoyoshi Takada- Profile -1982年 東京都出身セレクトショップ『BEAMS』のドレス部門でバイヤーとして6年間活躍。現在はファッションクリエイターとしてシンガポールのセレクトショップ『COLONY CLOTHING』のクリエイティブディレクターや、イタリアの人気トラウザーズブランド『BERWICH』のクリエイティブアドバイザーを務めるなど、ワールドワイドに活躍中。Instagram のフォロワーは9万人を超え、ファッションインフルエンサーとしても世界中から注目を集めている。InstagramはこちらYouTubeチャンネルはこちら
サファリって重めのイメージがありますが、ウールのシャツみたいな感じですごく気持ちがいいですね。
そうですね。一番は出来るだけ芯地を無しにして、本当にシャツのように軽い仕立てにしたところですね。パンツのシルエットも今映えるシルエット、仕立てが特徴です。 そんなに極端に攻めたシルエットでもないですし、極端に細くもない、割とリラックスしてエレガントに見えるように意識してみました
サンプルを見ながら・・・
テーラードっぽく衿ののぼりもしっかりとのぼってきていますが、次に向けては衿ののぼりを少し低くしてもいいのかなと。もう少しブルゾンっぽくしたいですね。中に着るものをTシャツがメインになると想定した時に、あまりのぼり過ぎると実際着用した時にTシャツと合いづらいので、Tシャツに合うように調整したいですね。のぼりとは・・・上衿部分が首のカーブに沿って立ち上がる(登る)ことを洋服用語でのぼりという。あとは胸ポケットの位置が全体的に上にあるので、もう少し下げたいですね。ラペルの広さはもう少し細くしたいですね。ラペル巾9cmジャストの上りですが、1cmくらい削ってもいいですね。Tシャツを合わせるなら8cmでもいいかな。
ゴージラインは下げるとクラシックな印象が強くなるので、サンプルくらいの位置で良いと思います。ゴージラインとは・・・ジャケットの上衿とラペルをつなぐ縫い目のこと。ゴージラインが高いとスマートな印象に見せることができ、低いと落ち着いた印象やクラシックな雰囲気を出すことができます。
割と絞りは極端ではないですし、前を開けた時にちょっとボックスっぽくも見えるようにしました。インナーにTシャツを着ることを考えると、このシルエットがイメージに近いですね。1stサンプルはサイドベンツにしましたが、全体的なバランスを考えるとセンターベントがいいかな。バックベルトはちょっと太めなので細くして、胸ポケットのステッチと同じように内側にしたいです。
ありがとうございます。世界を見てきた中で、日本の方はファッション的に成熟しているように感じます。ですので、より感度の高い方におすすめできるように、クラシックな要素にこういった機能素材をのせるといったミックス感を意識してみました。日本の方は新しいモノにも敏感に反応してくださりますし、それを面白いと持って頂ける文化があると感じます。
完成を是非お待ちください。
アイテムや素材選定への想いを語っていただいた前編はこちら
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