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Tシャツには不思議な魅力があります。シンプル極まりないけれど、Tシャツにかける愛情やこだわりは人それぞれ。連載「Tシャツのある日常」では、さまざまな分野の第一線で活躍する人たちのライフスタイルを通して、Tシャツにまつわるエピソードや仕事への思いを聞いていきます。
人気YouTubeチャンネル「大人男子LABO」を発信するメディアクリエーターであり、メンズヘア&コスメブランド「RETØUCH(レタッチ)」をディレクションするカリスマ経営者。そして原宿で圧倒的人気を誇る「fifth」との協業によりオープンしたヘアサロン「RETØUCH by fifth」では、ヘアスタイリストとしてフロアに立つなど、多彩な才能を発揮するスラッシュキャリア(複数の肩書で活動する人物)の宮永えいとさん。メンズ美容の先駆者、インフルエンサーとして、まさに八面六臂の活躍を続ける宮永さんにお会いするべく、移転したばかりだという渋谷の新しいオフィスを訪ねました。
宮永さんがさまざまな“顔”を駆使して世の男性たちに訴えるのは、美容やファッションを含めた身だしなみが与えてくれる、自信の大切さ。ビジネスにも、人生そのものにもポジティブな変化をもたらす、身だしなみのパワーなのだといいます。
近年の市場規模の拡大は著しく、若い世代を中心としてすでに市民権を得つつあるメンズ美容というカテゴリー。YouTubeチャンネル「大人男子LABO」で多くのフォロワーを獲得しつつ、メンズコスメブランド「RETØUCH(レタッチ)」を手掛けるなど、この分野の第一人者として知られる宮永えいとさんは、確かに容姿に恵まれた“イケメン”かもしれません。しかし宮永さんが男性の美容や身だしなみの重要性に気がついた経緯には、幼少の頃からの自らのコンプレックスが大きく関係していました。
「小学1年生から中学2年生くらいまで、自分の意思に反して急に身体が動いたり声が出てしまう体質に悩んでいました。やっぱり学校で真似されたり変なヤツ扱いをされてしまうので、あまり外で目立たないようにしていたんですけど、親が女性ファッション誌の編集者やグラフィックデザイナーという“表現”する側の人だったので、自然と小学校6年生ぐらいから自己表現としてのファッションに興味をもつようになったんです。でも、外で目立つ格好をすると余計に目立っちゃうので、ファッションはあくまで家のなかで楽しむようにしていました。当時人気だったインターネット掲示板に、自撮り写真をアップするとみんなが辛口ファッションチェックしてくれるっていう面白い板があって(笑)。当然誰もリアルな僕のことなんか知らないし、カッコいいねとか、そのコーデはちょっと微妙だねとか、フラットな評論をしてくれるのが楽しくて、どっぷりハマってしまいました。お洒落したりヘアスタイルで遊ぶことの楽しさを共有していた相手は、インターネットの向こう側にいる人たちだったんです」
中学2年生になったある日、そんな仲間たちと原宿の古着屋を一緒に巡るというオフ会が開催されることになり、初めてリアルで対面する機会が訪れたといいます。
「実際に会えば、自分の体質のことがバレちゃいますよね。だから行こうか行くまいか、すごく悩みました。でも大好きな仲間だったので、意を決して参加することにしたんです。本当に初めて着飾って、髪の毛もアイロンでちゃんとセットして、原宿に行ってみました。そうしたら、これ本当の話なんですけど、みんなと会っている6時間ぐらいのあいだ、いつもの症状がまったく出なかったんですよ!」
驚くべきことに、インターネットで演じていた理想の自分をリアルの世界でも演じることで、意志の力では決して抑えることのできなかった症状が、自然に消え失せていたのだといいます。
「自宅に帰ったら症状もすぐに復活してしまったので、これはなにか理由があるぞって(笑)。好きな自分の“見た目”にすることが、心のあり様と直接関係しているということをすごく感じたんです。ファッションチェックを通して知り合って、オフ会でお会いできた尊敬する美容師さんは、オシャレを楽しむことで心の病気が治ってしまうこともあると教えてくれました。洋服を生業にするのは、ちょっとしっくりこなかったというのもありますし、手に職をつけたいと思っていたので、それ以来、僕は美容師を目指すことにしたんです。自分がファッションやヘアスタイルで体質を克服するほどの自信を得ることができたのと同じような喜び、ポジティブな心の変化を、他の人にも味わってもらいたいなって。その思いが、いまの活動につながっているんですよ」
「コンサバではない、ちょっとエッジィなサロンにいたとき、広告代理店に勤めるお客様に接客する機会がとても多かったんです。美容師の自分にとって、お客様の髪を切ることが造形的なクリエイティブだと考えてきましたが、もっと多くの人に伝わる表現としてのクリエイティブがあるということを、代理店の方に教えてもらいました。思えば、親が編集の仕事というのもクリエイティブ。情報を発信するクリエイティブって、すごくカッコいいなと思うようになりました」
原宿の人気ヘアサロンで店長を務めるなど8年間を過ごし、28歳で独立。フリーランスの美容師として効率よく稼ぎながら、新しい表現に挑戦しようと思い立った宮永さんは、積極的に動画コンテンツやメディアの制作などのクリエイティブワークを行うようになったといいます。手始めに、美容学生向けのインタビュー記事やストリートスナップなどで構成し、優秀な人材をスカウトできるプラットフォームにもなるオンラインメディアを立ち上げるも、マネタイズに失敗。そしてビジネス的な可能性を感じていた「メンズメイク」をテーマに、YouTubeチャンネルを立ち上げました。
「世の中のトレンドとかビジネス的なヒットを予測して、“メンズメイク”というものをテーマに選びました。でも当時の“メンズメイク”というのはまだまだマーケットも小さくて、最初の半年くらいは登録者も伸びず。全然ダメだなって思ったときに、ふと原点に立ち返ろうと考えたんです。 やっぱり自分のクリエイティブで、みんながカッコよくなって精神的に豊かになってほしい。ヘアスタイルも、ファッションも、コミュニケーション能力も、あらゆるノウハウを集結させて、テーマも“メンズメイク”から“身だしなみ”という言葉に変更し、身だしなみで自己肯定感を上げることができるんだよって伝えるようにしました。そこから、ようやく少しずつ伸びていったんです」
トレンド感があってキャッチーな"メンズメイク”ではなく、“身だしなみ”という普遍的なテーマ、文言が支持された理由についても、宮永さんは理路整然と分析してみせます。
「男が美容ってちょっとナルシストだみたいな文脈って、どうしてもあるじゃないですか。僕も美容師をやっているなかで、髪を切っているときに鏡をまっすぐに見られるお客様って、結構少ないと感じていました。中学生くらいのときに鏡を見てるとナルシストって言われたり、ヘアスタイルを変えると茶化されたりする文化もありますよね、日本の男子には(笑)。やっぱり美容やってるんだよねって堂々と言えない世の中なんだと思います。それに対して身だしなみというのは、社会人なら絶対に必要とされる要素ですから」
もちろん宮永さんの提案する“身だしなみ”とは、規則やマナーといったものに限定されたものではありません。
「耳を出す出さないみたいなことではなく、こうやって楽しもうっていう新しい解釈で発信したら、みんなにとっての“言い訳”ができあがったんです。ヘアを整えるのもメイクするのも、仕事に必要な“身だしなみ”だからということで、挑戦してくれる人が増えた。チャンネルを観てくれる人も、すごく増えましたね。そうやって配信していると、スタイリング剤は何を使ったらいいですか、というような質問が毎日のように来るようになりました。だったらもう、みんなの声を集約してオリジナルのアイテムを作った方がいいな、と。それが『RETØUCH』というブランドを立ち上げた理由ですね」
お洒落を楽しむことで心とカラダのバランスが劇的に改善した自らの体験を網羅的に提供するためには、サロンワークに加えてYouTubeでの配信やヘア&コスメブランドの展開がどうしても必要だったと、宮永さんは言います。
「ヘアサロンでできるのは、カウンセリングに近い1対1の緻密なコミュニケーション。でも多くても1日20人くらいが限界で、多ければ多いほどコミュニケーションは希薄になってしまいます。それがコンテンツ配信であれば、再現性が高く場所にとらわれないうえに、より多くの人に届けることができますよね。さらにプロダクトという“道具”があれば、サロン、コンテンツ、プロダクトという三位一体の仕組みができあがってビジネスとしてもうまく回るし、お客様も絶対にカッコよくなれるはず。そう信じて、いまは実行しています」
スタイル、モノ選びの基準についてもお話を伺いました。
「これは明確に年代によって変わったと思います。それこそ掲示板をやっていた10代の頃は、ほぼ自分のエゴが100パーセント。自分の身体をキャンバスに、どうやって自己表現してやろうかという感じでした(笑)。美容師になってからの20代は、お客様に対しての身だしなみも大事なので自己表現と相手への気遣いが半々くらい。起業して30代になってからは、こうやって取材いただいたりとか、商談だとか、服選びは7:3か8:2くらいで気遣いの方が多いくらいですね」
そんな宮永さんがこの日着用していたのは、艷やかな最高級の初摘み超長綿「スビンプラチナム」を使用した、ややルーズなフィットの 「Middle Sweatshirt」です。
「ロンTをよく着るんですけど、このロンTが大人服としてすごく素敵だなと思うのは、商談のような気遣いが必要なシーンでも着られるし、リアルなワークウェアとしても着られるところ。基本的にカジュアルになりがちなアイテムなのに、風合いが絶妙に上品なので着やすいんです。元々スキニーなフィットが好きだったのですが、今はトレンドも踏まえて少しゆったりしたものを着ることが多いですね。サロンワークや動画撮影時の動きやすさ、着心地の良さなどを総合的に考えると、これぐらいのバランスがピッタリなんですよ。着心地の良さだけでテンションがアガりますし、アイロンをかければ速攻でシワも取れますし。このアイテム自体が、気遣い8のエゴ2に仕上がっているんじゃないかと思いますね(笑)」
リアルなサロンとデジタルなコンテンツ、そしてプロダクトという三位一体の身だしなみ提案、そして自身のポジティブな体験の共有に成功しているかに見える宮永さん。最後に、これからの目標を教えていただきました。
「人間である以上、世界中の人たちがヴィジュアルと心の繋がりをもっていると思うんです。だから今取り組んでいる仕組みを、そのまま世界にもっていきたいな、と。同時に、ローカルの人たちの感覚を知ることも大切なので、まずは人脈づくりも兼ねて韓国のおしゃれな人たちにインタビューしてトレンドを探ったり、動画を撮ったりしています。プロダクトが売れればそれに越したことはありませんが、僕らは物売りではないという意識が根本にあるんです。ほとんどのお客様はコンテンツを観てプロダクトを購入してくれますし、サロンでご紹介して購入してくださることも多い。なので海外進出はコンテンツから始めるべきだというのが、僕らの考えですね」
YouTuber、経営者、美容師という相互補完性のあるマルチタスクを高度にこなす、宮永さん。どれか1つしか選べないとしたら……という意地悪な質問には、「経営者」だと即答してくれました。
「子どもの頃のコンプレックスのせいもあるかもしれません。友達がいないわけではないものの少なかったですし、いわゆる“陽キャ"ではなかったので、みんなと共感しながら一緒にものづくりができるということに、信じられないぐらい興奮するんですよ。フリーランスの美容師時代はとても稼ぎが良かったですし、自由でもありましたけど、全然おもしろくはなかったですね。サロンでお客様と1対1で向き合うこと自体はとても楽しいんですが、仕事のスタイルとしてなら、絶対経営者がいい。皆とともに、チームワークでなにかを実現していきたいんです」
宮永えいと 株式会社CiiK代表。1990年生まれ。日本美容専門学校を卒業後、都内の有名ヘアサロン勤務を経て、2018年にフリーランスの美容師として独立。21年に株式会社CiiKを立ち上げ、YouTubeチャンネル「大人男子LABO」を開設。同年、メンズヘア&コスメブランド「RETØUCH」をローンチ。24年4月にオープンした「RETØUCH by fifth」でのサロンワークも行っており、YouTuber、経営者、美容師という異なる立場から、三位一体で男性の身だしなみ提案を行っている。 Youtube(大人男子LABO) Instagram(eito_miyanaga) Instagram(retouch_tokyo)
Photos: Tohru Yuasa
約150年、生地の企画・製造・販売に携わってきた私たちだからこそ、自分たちが認めた生地を直接消費者に届け、その価値を知ってもらうことを第一に考えて開発したこだわりの商品です。
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